2021年8月24日火曜日

今回で一旦お休みです

また再開することはあるかもしれませんが、一旦全10回で終了しようと思います。


~現在の介護員不足は深刻~

民間の努力ではどうにもならないレベル、もう日曜、祝日や夜間に入れる事業所はほとんどいないので当事業所のケアマネもプラン作成が難しいと言っています。

介護員不足の解消には国が政治の力で動いていただきたい、それしか方法はないでしょうね。特に訪問ヘルパーさん。地域包括ケアの要とも言える訪問介護が危機的状況です。


それなのに、介護の為の資格所得研修や費用はどんどん増えていって、介護の仕事へのハードルを上げ続けているのはどうしてでしょうか?

先日介護福祉士の受験料が3000円も値上がりしました。今は下げるべきでしょう。むしろ無料でも良いくらいです。


私の住んでいる北杜市の20年後の人口構成を見るとほとんど高齢者。もう社会保障予算も組めないのではと今から心配です。ちょうど自分が高齢者ど真ん中になりますので。


これからは、今の子供たちの未来を考えてくれるリーダーが本当に必要なんですね。

選挙は近いですので、そんな力強いリーダーの出現を心から願っています。





~最後に自宅に来る猫を紹介~

勝手に名前つけました「グレース」
最近は自分の家のようにくつろいでいます



最近子供が生まれました、父親は「うっしー」
(牛みたいな顔のやつで、あまり子供に会いにきません)



~何故かコウモリが小屋の壁にくっついていました~


なんだ?これ?と近づいたら


なんとコウモリがへばりついてます

なかなかの気持ち悪さ

つまんでポイと森に投げました

つまむと「キィーキィー」と鳴くのでホント気持ち悪かったです



~スイカ収穫~

雨続きで割れてしまう前に収穫

本当はもう少し大きくなるはずだったのに残念

だけどデイサービスの皆さんには喜んでいただけました



以上、計10回のブログでした・・

一回でも読んでいただいた方、ありがとうございました


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2021年7月28日水曜日

「ふれあい運動クラブ」 始めました。とモロコシ収穫

ふれあい運動クラブとトウモロコシ


今後、コロナを含めいろいろな感染症の心配は、ずっと続いていくことを覚悟しなければなりません。
ワクチンも大切ですが、なにより普段から健康でいること、ストレスのない精神状態でいることが大事です。

ですけどね、「適度な運動とバランスの取れた食事」言うのは簡単ですが、続けていくのはなかなか難しいんですよね。

放っておくとすぐにお腹が出てきて、なさけない体になるのが自分でもホントに嫌です。

なので運動は欠かさずしなければならないのですが、私はもう面倒だから何も考えずにただ行う「習慣」にすることにしています。いちいち「やろうかな、今日はやめよかな」と考えるのがストレスになるんですよね。

私はもともと空手を長い間やっていたので体は動かしていたのですが、道場に行かなくなったらやっぱり運動不足になりました。そしてお腹が出る・・・

これはいけないと思い、空手とキックボクシングで行っていたトレーニングを混ぜて、自分用のメニューを作って一人淡々と自宅で運動しています。

格闘技をやめてもう8年位になりますが、一人トレーニングで何とかお腹は前に出ずに押さえ込んでいます。

で今回、このコロナ禍で当社スタッフもたくさんのストレスや運動不足に陥っているのではないかと思い「ふれあい運動クラブ」を立ち上げました。

シンプルな話ですが、人の身体は「食べる・動く」がないとバランスがとれません。
「食べる・頭使う・動かない・お酒飲む」とやはり不健康になっちゃうでしょうね。

なので参加したいスタッフには私が運動量チェック係となり、運動を習慣化するまでモニタリングしていくということを始めました。

もちろん私には、トレーナーの資格も知識もありません。空手は2段なので教えることはできますが空手に限ったことです。だけどメニューは一応私が作り、自分で自由に変更して構わないという内容にしました。

何が重要かというと運動は自分一人で行いますが、内容を記録して毎月私がモニタリングすることです。

誰かがみていないと一人ではなかなか続けられないんですよね。だから内容を見るというよりも続けているかどうかをチェックして、それぞれが自分で運動を習慣化させることを最終目的としています。

うまく運動が習慣化すればもう私がモニタリングする必要もないでしょう。そこまでやってほしいと思って始めました。

平均的に健康寿命の約10年後に人は寿命を迎えます。その10年をなるべく短くすること、健康寿命をより長くすることが大切です。そのためには今から始めた方がいいです。思った時が始める時、習慣化した継続した運動が心のストレスも減らしてくれると思っています。

まだ現在「ふれあい運動クラブ」はメンバー4名だけですが、なるべく多くのスタッフに参加してもらいたいです。運動自体は一人でしますが、みんなで行う「クラブ活動」ですので続けられる可能性は高いのではと目論んでいます。

自分たちが健康でないと皆さんに良いサービスはできません。まず、自分が健康で幸せに過ごせるように基本となる体を大切にしましょう!

空手の移動稽古とキックボクシングの要素をミックスした簡単運動メニューです





~うちの畑のトウモロコシが収穫時期を迎えました~


朝一で畑に取りに行きその場でまず一本生で食べるのが最高。




完全無農薬ですので、虫に食われるか私が先に食べるかの勝負です。

大群でくる「コガネムシ」もまだ姿を現していないので、今年は無事に最後の収穫まで行けるのではないでしょうか。

本当は自宅の庭を畑にしたいのですが、家の周りにはお猿がいっぱい来る為、畑はすぐにお猿の「食事処」になってしまうので出来ないのです。


そのため、民家のある周辺の畑を借りて育てています。

手前がスイカで、奥がトウモロコシとその奥が花を育てています


今年もスイカは順調に育っていて、種なしすいかが30個以上は採れるのではないでしょうか。当デイサービスを利用している皆さんには毎年すごく好評なので、今年もきっと喜ばれるでしょう。

これは種無しスイカで、苗は売ってないので種から育てています
やっぱり種無しが食べやすいですよ



これは私の朝のランニングコースの途中ですが、希少米「武川米」の畑です




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2021年6月28日月曜日

「理念と方針はとても大切」と薪割機届く

 理念と方針はとても大切


昭和63年に当事業所は開設し、以来「ゆとりのある人生を、安心できる生活を」を理念として高齢者在宅介護サービスをスタートさせました。


当時は介護保険もなく、在宅で介護するという今では当たり前のことがとても難しい時代でした。そのため、「安心できる生活」を実現するためのサービスがなく、生活の質を向上することで得られる「ゆとりのある人生」は、テーマとしてはとても大きなもので、私たちはこれまでこの2つを大切にサービスを行ってきました。


30年以上たった今、高齢者を取り巻く状況は大きく変わり社会保障制度も充実してきたので、事業を行う理念や方針も現在に合ったものにするべきと考え、変更をすることにしました。


【新理念】

私たちは

  「その人らしい生活」を送るための「+αの介護」をします

としました。


「安心できる生活」は、時代が変わり介護保険制度がほぼ行き渡ったことで、今は「その人らしい生活」が重要と考えています。例え認知症になっても「その人らしさ」は存在します。その人のこれまでの人生、その人の個性をしっかり見つめることがとても大切と思います。


「ゆとりのある人生」は生活の質を向上させることで生まれますが、もっと具体的にその人にとって何が必要な「+α」であるかを考えることで、ほんの少し生活や、毎日の気持ちが豊かになるのではないかと考えています。その積み重ねが「生活の質の向上」を実現できるのではないかと思っています。


実はこの理念は「アンパンマンの歌」からもヒントを得ています。

♫なにが君の幸せ~ 何をして喜ぶ わからないまま終わる そんなのは嫌だ~♫


利用者の一人一人を知ること「その人らしさ」を知ることが大切。アセスメントだけでは得られない、その人にとって何が幸せで、何が喜ぶことなのかを、自分たちが関わったらなるべく早く知ること。


わからないまま終わる、そんなのは嫌だ!という気持ちでいたいと思います。

だけど、これまで私が担当した方々はわからないままになっていた事多数、反省ばかりです。







~薪割機~

コロナ禍の影響で、薪割機の納品が大幅に遅れました。

中国製のためでしょうか、2カ月遅れやっと届きました。


これまで斧で地道に割ってきましたが、もう55歳の身体では限界で、今回大量に仕入れた丸太はずっと放置状態でした。


7.5トンのパワーでガンガン割っていきます
もう斧を使ってたことが遠い昔のことのようです


あまりに大量に丸太を仕入れたために置き場所がなくなって、新たに薪棚を増設したのですがそれでもまだまだ足りないので、どうしようか考え中です。


やっぱり仕入れすぎ、4~5年分はあるのでは?
この3倍以上はありそう。




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2021年5月18日火曜日

「これからの医療と介護」と移住者急増?

これからの医療と介護



75才以上の医療保険の自己負担割合が1割から2割になる法案が衆議院を通過し、参議院へ送られました。
来年には施行となるようですが、療養中の高齢者にはとても大きな問題だと思います。


もちろん収入によって1割のままの条件はありますが、問題はぎりぎり2割に入る方々です。介護保険も1割から3割までの負担に変更されましたが、やはり1割から2割に入ってしまう境目の方々にはとてもきつい負担増で、今利用しているサービスの制限をせざる負えなくなる人が出ました。

これが医療保険だと病院へ行く回数を減らす、薬が必要とする量を購入できないなど自ら制限をかけなければならない事態にならなければ良いですが今後が心配です。


このコロナ対策のこともあり国の借金が1200兆円へと急激に膨らみ、日本の経済が元どおりなるのはまだ先のことで、経済効果が期待されたオリンピックも怪しく、それでも高齢化は急速に進み続けています。

知的障がい者の数も増え続けています。これはどんなことが影響して増えているのかはっきりとしたことはわかりませんが、この10年で明らかに増えています。


これからの医療保険と介護保険、総合支援法は大丈夫でしょうか?


日本の国民皆保険制度はありがたい保険制度ですが、その分国の負担もかなり大きく、ちょうど超高齢化とコロナ禍で、今転換期を迎えているのではないでしょうか。

アメリカでは「オバマケア」ができてもすぐにダメになりましたし、やはり皆保険制度は予算的に簡単ではないのでしょうね。


この厳しい現状の中で毎日、高齢者や障がい者のケアに直接従事しているスタッフの皆さんは本当にありがたい存在だと思います。

自分自身も感染のリスクに怯えながら、また自分が感染源となり利用者へ移してしまうのではいう心配を合わせて持ちながら毎日仕事をしています。

日本の医療や介護はこうした
「自分ももちろん大事だけれども、まず目の前の利用者の為に」
と言う献身的な人が多くいるからこそ持ちこたえているんだということを、日本のかじ取りをする方たちによーく知ってもらいたいですね。




簡単に、オリンピックのために看護師や医師を集めようとしないでもらいたいと、皆思っているのではないでしょうか。



本当にこれからの医療保険と介護保険は大丈夫でしょうか?

本当に自分のことよりも、まず目の前の国民のことを考えてくれている政治家が日本にはどのくらいいるのでしょうか?





ー移住者が急増しているのかな?ー


北杜市はこの状況の中で信じられないのですが、次々とかわいい飲食店がオープンしています。と言うかしていたようです。

皆小さい規模の住居兼店舗というスタイルが多いですが、このコロナ禍でしばらく外食できずにいたら、知らないお店がたくさんできていました。

そういえば最近木を伐採して土地を売りに出しているのが目立ちます。特に小淵沢付近はもうあまり良い土地はないと思っていましたが、新たに整地して売り出しているのを見ますし、白州や私の家の近所も売り出し中の土地が増えました。



多分このコロナ禍で不動産屋に問い合わせが増えているのでしょうね。


何件か食べ歩いた人の話だと、こんな所に?と思ってしまうこれまででは考えられないような見つけにくい場所にオープンしている様です。

     こういう道を奥にどんどん入って行った所にレストランがあります    


最近はどんな奥まった所でもSNSでお客さんが探し当ててくれるので、秘密基地的でかえって人気があるようですね。


このゴールデンウィークは緊急事態宣言中にも関わらず、山梨県を訪れた観光客は69万人で去年の18倍でした。(ちなみに山梨県の人口は81万人)

特にキャンプ場ですが、自宅の近所はキャンプ場が多いので大混雑にびっくり。
よく私は子供とキャンプ場の中を散歩して、キャンプに行った気になって雰囲気を楽しんだりしていますが、今年は無関係の自分が入場したら余計密になるのでやめときました。


つい先日早朝ランニングしていたら、また熊に遭遇
1.2メートル位の月の輪ぐまで、知らずに近くまで走っていったら熊の方が走り去ってくれました(写真は撮れず)

キャンプの方は気をつけてくださいね



シーズン中はどのお店でも満席になります。これを見ると腕に自信のある料理好きな人は自分も移住して開業してみようかという気持ちになるのではないでしょうか。


ただ、現実はオフシーズンや平日がガラガラになってしまうので、本業として生活費を捻出するのは難しそうですけど、副業として自宅でお店を開くという形が良いのでしょうね。


是非安くておいしいお店が増えてくれるのを楽しみにしています。


こんな状況でも移住、開業させるチャレンジャーがんばれ!




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2021年4月19日月曜日

「いよいよ介護保険制度改正」と樹齢2000年の神代サクラ

 介護保険制度が改正となりました


今回の改正は新型コロナウィルスの影響もあり、思ったよりも手加減がされた内容に落ち着いたように思えます。


特に気になっていた訪問看護ステーションの看護師比率6割ルールですが、今回は見送りとなりました。2年後、3年後に持ち越し?でしょうか。


当ステーションは現在看護師よりもリハビリスタッフの方がはるかに多く在籍しています。

この6割ルールを守ろうとするならば、あと看護師10名採用しなければなりません。当然無理です。


このことは私どもだけの問題でなく、全国的にリハビリの需要が高い現状から数多くの訪問看護ステーションが頭を抱えているのではないでしょうか。


看護師を採用することは非常に難しいです。しかし当ステーションは24時間のオンコール体制を取り下げたので、夜間当番制の緊急訪問がありません。そのことが働きやすさの面では採用につながるかもしれないと考えています。


私どもはこれまで介護保険スタートのずっと前、昭和63年から多摩市に訪問看護ステーションが無かった時から24時間体制訪問看護を続けてまいりました。(もちろん訪問介護もふれあい多摩ケアセンターだけでした)

今は多摩市内にも10以上の訪問看護事業所があり、そのほとんどが24時間体制をとっているので、もう私どもが無理して続けることもないだろうと取り下げた次第です。

それにより看護師の負担を減らすことができて、ワークライフバランスとしては非常に良い状態になっています。


小さい子供がいるママさん看護師が働きやすい環境であることが、他の看護師にとっても働きやすい環境となっています。

そんな職場環境ならと、応募してくれる看護師が増えることを期待してあと10名は無理でしょうが、何とか多く採用していきたいと思っています。


また、4月15日の財務省の審議会で改めてケアプランの有料化が話し合われたようです。

この件については賛否両論ありますが、実は現在も利用者や家族がケアマネを使わず自分でケアプランを作成しても良いことになっています。このセルフケアプランがもし注目されだすと市役所は大変でしょうね。

結局、利用者や家族はケアプランソフトを使うわけではないので、最終的なケアプランにするには市役所の担当者に相談して介護保険課の職員に仕上げてもらうしかないのです。

以前に他市の介護保険課の担当者とその話をしたときに、自分のところの市では絶対に無理ですと言っていました。それはそうですよね。現役のケアマネだって毎回法令順守したケアプランを作ることにはたくさんの情報と、知識、経験が必要なのですから。


この件についてはいろいろな意味で良いことはなさそうです。


肝は次回の制度改正です。ですが今は考えたくない問題です。



ー樹齢2000年の神代サクラー


4月は桜の季節です。

私の自宅の近所も桜の名所があり、毎年観光客でにぎわいますが今年は少し静かでした。

特に有名なのが実相寺というお寺にある「山高神代サクラ」です。

エドヒガンの古木で、樹齢はなんと2000年だそうです。大正11年には国の天然記念物に指定されました。

支えられて何とか立っています


手前の水仙の花畑の先の桜の木の奥が実相寺です


この時期は山に雪が残っていて水仙の花と桜が一度にフレームに収まるので、写真好きの人がたくさん三脚を立てて撮影しています。

また、ここから車で5分ほどのところに真原の桜並木があり、そこも観光名所となっています。ここは私のランニングコースでもあります。


桜がトンネル状に一本道の両脇から覆いかぶさって見事です


今年は自宅にも桜の木を3本植えました。以前に植えたものがすべて枯れてしまったのですが(薪ストーブの灰を庭に撒きすぎてしまって桜が育ちませんでした)、今回は畑から土を持ってきて土の入れ替えを行った上で植えたのできっと大丈夫でしょう。


来年は小さいながらも花を咲かせるのではと期待しています。


来年こそはマスクなしで花見ができますように。



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2021年3月2日火曜日

「介護支援専門員/相談支援専門員」と神頼み

 介護支援専門員は介護保険、相談支援専門員は総合支援法

なんだか似てるネーミングで介護相談支援員だっけ?とか間違えそうです。

私は介護支援専門員として20年になりますが、障がい者への介護サービスも、介護保険がスタートする以前から事業として行っています。そしてようやく総合支援法に相談支援専門員の資格ができたので、当社も事業として行うかどうかも含めて、まず私が資格を取ることにしました。


かつては障がい者ケアは措置としてサービスがあり、私の事業所も入札という形で市役所から仕事を受け、市からの委託でサービスを提供していました。


そして支援費制度障がい者自立支援法などが施行されましたが、介護保険のようにサービスを調整するケアマネは不在で、当社では介護サービス担当者がケアマネのような役割を担っていました。


ただし専門的にケアプランを作成する訳ではない為、単に給付単位を管理する役割で、それ自体もスムースにはいっていなかったと思います。当時から何故障がいにはケアマネのような存在ができないのかと思っていましたが、ようやくここで相談支援専門員ができたという感じでした。


私も資格取得のための研修を受けてみて、いろいろ違いがあり勉強になりました。介護保険のケアマネとはまだまだ大きな開きがあるのではと思っていましたが、研修内容の中身はとても濃いものでした。


高齢者と障がい者のケアプランの大きく違うところは、障がい者のケアプランは特に本人の出来る事や残存機能を、いかにより引き出して実生活に生かしていくかが大きなポイントになっているところです。


また、私の下の娘が知的障がい者ということもあり、親の立場からも障がい者のケアについては理解しているつもりなのですが、以前のゆるい感じの障がい制度からしっかりした制度へいつの間にか変わってきているように感じられました。


これまで私の娘には、相談支援専門員の数が足りず担当がついてなかったので、妻が(妻もケアマネの資格を持っています)自ら相談支援専門員の役割をしていた為、今の相談支援専門員の良さを親の目線ではあまり感じられなかったのです。


今、確実に介護保険のケアマネージャーとの差が無くなってきています。


ただ、研修時に知り合った相談支援専門員の方々に現状を聞くと、一人で100ケース以上担当することは珍しくないとのことでした。つまり単価が安くそのぐらい担当しないと採算がとれないそうです(私は事業を行うのを断念しました)。


これはきびしい。


私も介護保険制度の初期には80ケース以上担当していた時期があり、業務が多すぎて一人一人に時間をかけられずに、いつも仕事に追われている状態になっていたのを思い出します(当時の私の担当した方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです)。


今の私の娘の相談支援専門員はとても親身に相談に乗ってくれるくれる方で、大変助かっています。知識も豊富で勉強されてきている感じを受けました。そういう方が今後も相談支援専門員として活躍してもらうためには、適正な報酬と仕事量に早く制度が行きついてほしいと思います。


また、いずれ介護保険と障がい制度は一緒になるなんて話が以前からありますが、私は両方の資格を持ち、長年介護、看護サービス業を経営し、障がいの子を持つ親という立場から思うことは、


制度の形がどう変化するのであれ、どうか縦割り行政をやめて無駄をなくして、人の助けがなければ生きてゆけない人達へのサービスが、縮小していかない様にしていただきたい、そう強く願っています。


役所の中には同じようなことをしている部署があり、それぞれで動くため、不必要にかぶっている仕事が多々あるようです。他にも無駄なな税金の使われ方が、今回のコロナ禍でだいぶ表に出てきているように感じます。


障がい者は年金が縮小されれば生活が成り立たず、事業所も報酬が少なくなれば、グループホームなどは立ち行かなくなり消えていくでしょうし、不衛生や放置、虐待の問題も心配です。


高齢者介護(介護保険)にもたくさんの課題がありますが、順番としては子供が親を最後まで看取る事が可能です。しかし、障がい者の場合は親が主介護者の場合が多いので、ほとんどは無理なのです。



私は、自分の娘より順番では先に死んでしまうためとても心配です。1時間でもいいから娘より後にと思っているので、健康にはとても気を使っているのです。


毎日青汁を飲んで100歳まではがんばりますよ!




ー週に2回の神頼みー


近所に天神社という古い神社があって、週に2回は神様にお願いしています。




私には特に宗教もなく、信心深いわけでもないので子供の時にお腹がいたいとき以外、あまり神頼みはしたことがないですが、今ののコロナ禍に限っては神社の神様に嫌われるのではないかというくらい「早く終息してください」とお願いしています。


世界にはいろいろな宗教ががあり、いろいろな神様がいるようですが「日本の八百万の神」という考えはなんだかほっこりさせますね。

この大木にも、山にも、川にも神様がいるなんて実際に田舎にいると、本当にそう思ってもおかしくない気持ちにさせられます。

柳沢天満宮の大スギ(天然記念物)


今の冬の時期は月あかりが綺麗で、夜なのにはっきりと影ができるほど強く周囲を照らします。外灯がないため夜は真っ暗なので、逆に月あかりがあると木や草を白く光らせるのです。

幻想的な雰囲気になり、ちょっとお酒なんか飲みたくなっちゃいますよ。そして星が驚くくらいたくさん見えて近いです。本当にプラネタリウムのようになりますよ。


神様っているかもしれないなって思えるひと時です。


多分世界中で神様にコロナ終息をお願いしていると思うので、きっともうすぐ終わりになるのではないでしょうか。そう信じたいです。




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2021年2月5日金曜日

「ケアマネ質の向上研修会」とオオカミのおしっこ

 昨日、久々に主任ケアマネの研修会、「ケアマネ質の向上研修会」ケアプラン点検研修に参加しました。

もちろんコロナ禍なのでZOOM研修会でしたが、各市区町村2名ずつぐらいの参加だったようです。


私はこれまで、ケアプラン点検についてはかなり前から関わっていて、東京都の研修や市の研修にも何度も参加し、他市のケアプラン点検も見学に行ったこともあり内容についてはある程度理解しているつもりです。しかし、私自身は今後主任ケアマネの更新をしないつもりだったので、市と共同で行うケアプラン点検にはもう関わらないと思っていました。


それなのに何故研修を受けたかというと、少し前にネット上で「ケアプラン点検の内容変わる」というニュースを見たためです。またケアプランの作成プロセスが変わるのかと思い、当社には7名のケアマネがいるので、代表して参加してみようと思ったのです。


それで受講した内容ですが、これまでとほぼ変わっていなかったです。


使われている模擬ビデオも何年も前のものと同じでしたし、画質は悪く何度もフリーズしてました。


(この模擬ビデオは以前、貸してもらって各事業所にダビングして配ろうとしたのですが、東京都にそれはだめだと断られました。何故なんでしょう、ケアマネの質を全国的に向上させたいなら、模擬ビデオをダウンロードできるようにして、各事業所でそれぞれに何度も研修できるようにした方がいいと思うのですが、何故だめなのでしょうか?)


これは私の勝手な考えですが、このケアプラン点検はプロセスを学ぶにはその通りだと思うのですが、実際に今現場で動いているケアマネに浸透させるにはかなり無理がありそうです。


私の事業所のある多摩市では、ケアプラン点検を各事業所のケアマネにすべて受けてもらうのには何年もかかります。なので、一度受けると次はまた何年も先ということになり、数年に一度点検を受けただけでは実際のプランに使えるようにはなかなかならないのではと思っています。


実際に点検を受けたケアマネの感想は、「大変だったけど終わってよかった」が本音です。


また、毎日の忙しい日々が始まるとケアプラン点検時に学習した「ケアプラン作成プロセス」は色あせていきます。


なので、ケアプラン点検を受けたらそのプロセスを忘れないように、各事業所が毎月1回でも事業所の主ケアマネが中心となって「簡易版のプラン点検」を行うべきと考えています。


「簡易」とは、具体的には主に1表と2表を使い、ニーズから長期目標、短期目標、サービス内容、についてきちんと流れているか、その人らしさや楽しみが織り込まれているかなどを点検するというもので、2表を点検するだけでもアセスメントがしっかりとれていない部分があると見えてきます。これだと月1回でも複数名のケアプランが点検できます。


アセスメント自体は、何度も何度も様々な利用者のアセスメントを行う経験が少しずつ向上させていくものだと思っていて、点検でアセスメントまでしようとすると、ボリュームが大きすぎて何度も行えるレベルではなくなってしまいます。ニーズを抽出した時の根拠を明確にすることで、アセスメントの足りない部分への気づきが得られると思います。


アセスメントがいかに大事か、大切なのかは2表の作成根拠を説明してもらうことで、ケアマネ本人は実感として実践できる記憶に残るのではないでしょうか。


必要なのは何度もプラン点検を行い、事業所内の他のケアマネも同時に参加することで、事業所全体の「ケアプランの質の向上」が通常の業務レベルで図られるということです。


これは私の勝手な考えで行政が考えていることとずれているのかも知れませんが、当社では以前から「簡易版のケアプラン点検」を月に1回行っています。


実感として「ケアプランの質の向上」は出来てきていますし、皆が同じレベルでプランが立てられるようになってきたと感じています。


今後もこの「簡易版ケアプラン点検」は続けていきたいと改めて思いました。





ーオオカミのおしっこー


自宅の周辺にはサルを筆頭にイノシシ、鹿、うさぎ、タヌキ、ハクビシン、キツネ、熊が出ます。(熊は庭にいるところをビデオ撮影しています。いつかブログに貼り付けます)


サルはたまに軍団でやってきて庭を荒らしていくし、イノシシは夜に草むらからすごいうなり声をだして不気味だったりします。(ウリ坊はかわいいですけど)


その中でも問題だったのが、タヌキ一家がうちの倉庫の床下に住み着いてしまって、出入り口をふさいでも、脅かしても出ていかず困っていました。


しかもそのタヌキは疥癬を持ってるとみられ、うちでは疥癬タヌキと呼んでいます。

右側の床下に巣があります


なんとかタヌキを追い出す方法はないかとネットを検索していたら、「オオカミのおしっこ」というものを見つけました。

ずばり、「オオカミのおしっこ」が販売されていて、効果としては野生の動物たちはオオカミの匂いには近づかないんだそうです。


臭いは結構強烈です。海外から輸入しているみたいで
「おしっこ」を輸入するなんて・・と少しびっくり
100%混ぜ物なしが売りだそうです。


これは良いのではと思い早速購入して、小瓶に詰めて倉庫の周りに仕掛けたところ、なんと見事に疥癬タヌキの一家は姿を消し、引越しをしてくれたようです。効果抜群!

この容器は空ですが、ここにおしっこを入れて
周囲に仕掛けています。
本来、農作物を荒らされないために農家の方が
使用するようです。


あー良かったと思いきや、今度はタヌキがいないからかどこからか猫が頻繁に来るようになりました。やっぱり猫は野生ではないからオオカミのおしっこは全く気にしないようです。



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2021年1月29日金曜日

「介護従事者へのワクチン」と3年分の薪

「2月の末までに医療従事者へのワクチン接種がスタート」ということで期待が膨らみます。


高齢者、介護従事者の次に一般という順番になるようですが、介護従事者はなぜか居住系の施設介護員だけで、在宅ケアの介護員は入っていないようです。


在宅ヘルパーは確かに高齢化が進んでいるので、高齢者の枠で受けられる人が多いでしょう。高齢ヘルパーさんは傾向として生活援助を多く担当し、身体介護などの重介護を担当するのは体力のある、もう少し若い方が担当している現状があります。

そして、在宅で生活をしている要介護者の皆さんがすべてワクチンを接種する訳では無い、又は出来ない方もいることを考えると、重症化のリスクが高い方を担当する在宅ヘルパーには、やはり先行してワクチンが必要と思えます。


感染しても全てが入院できない現状もあるところを見ると、やはり在宅を後回しにしてはいけないと感じます。


ただでさえ在宅ヘルパーは新たななり手がいないため、人手不足が大きな問題となっていて、当社でも募集しても全く採用できず、厳しい問題です。

それなのにワクチン接種が「介護従事者」から外されてしまうようでは、ますます在宅ヘルパーのモチベーションは下がってしまうでしょう。


今、介護福祉士会が政府に働きかけている様ですが、是非在宅の現状を理解いただいて善処して欲しいですね。


副作用の心配は当然ありますが、なんとかこのワクチンで終息へ向かっていくことを願わずにいられません。




ー3年分の薪ー


木から葉が全て落ちると、いつも地主の方が私の自宅周辺で木を伐採します。そしてその木を毎年丸太の状態で購入させてもらっています。

私の家は割と山の中なので冬はとても寒く、薪ストーブじゃないと家全体が温かくなりません。就寝前に多めに薪を入れると、明け方まで寒くならないので良いのです。そのため毎年大量の薪を燃やします。


いつもナラかクヌギをメインで薪にしています。松などの針葉樹は良く燃えるけど煙突を痛めてしまうので、メインでの薪としては使えないのです。(松の木は、「松くい虫」にやられて倒れ、切られたままよく転がっています)


今年はすべてナラの木が手に入りました。近頃は移住する人や、コロナの影響で別荘に長期滞在している人が多く、薪が不足気味なのです。なので、今年は多めにしました。


山は定期的に間伐しないと、木が太く大きく育たたなくなります。そのため台風で倒れたり土砂で道路を塞いだり、そして雪が降ると毎年倒木で電線が切れて、停電したりするんです。電気の要らない薪ストーブはそういう時にも安心なんですね。(大雪で夜間停電したりすると、除雪車が来ないと避難も出来ず、その上暖房がないと本当に危険な状況になるのです)




まだ長いので、半分か3分の1に切ってから斧で割っていきます。そして最低1年は乾燥させるため、この薪は来年以降にしか使えません。



この斧はとても重たいのですが、軽い斧だとなかなか割れてくれないんです。
もう10年以上薪割りしていますが、とうとう先日右腕を痛めました。
テニスひじのような症状で、斧が使えなくて困りました。
薪割マシンを導入するしかないようです。もう歳でしょうか・・・







先日スモークしたものです。
今回のスモークサーモンはうまくできました。おいしかった。



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2021年1月23日土曜日

「介護ICT化への期待」とスモークサーモン

 介護保険制度改正の中に、これまでとは違ってICT化による業務効率化の視点が多く織り込まれてきました。

例えばケアマネの減算のない担当上限件数をこれまでの40件から45件まで5件増やし、その条件としてICTによる事務の効率化や事務員の設置等が書かれています。


5ケース担当が増える=タブレット導入で解決!


と言う訳にはいかないですよね。この改正の背景には要介護者の今後の急増とケアマネ不足が大きいと思います。

私の事業所がある多摩市では新規を受けるケアマネが足りず、包括はだいぶ苦労しているようです。

特に多摩市は高齢化率が高いですから仕方ないですけどね。

以前から感じていましたがICT化を進めるなら、各法人が利用しているソフト、ベンダーがデータを共有出来るような仕組みが欲しいです。

今時、大量の提供表を毎月FAXしているなんて時代錯誤ではないでしょうか。

地域包括ケアを進める為にも、人手不足を補う為にも、チームケアを強化させる為にも、それぞれの事業所ごとの縦割りでは無く、横のつながりの強化が必要だと思います。利用者やそのご家族だって同じ話を何度もしなければならなかったり、同じ様な書類を何度も書いたりしなければならず、不必要な負担は減らすべきです。

実現にはセキュリティー等、さまざまな問題があると思いますが、今こそ行政が大なたを振るってもっと踏み込んだICT化を進めて欲しいです。




ースモークサーモンー


冷燻製なので冬にしか出来ないのですが、今年はコロナのこともあり会社スタッフ用のスモークチーズは作りませんでした。いつもはチーズだけで40~50本くらいはスモークしています。

なので私の家族用だけで少量ですが、チーズとウインナー、サーモンをスモークします。大体5~6時間で完成しますが、気温が高いとサーモンが半生焼シャケになるので注意が必要です。


スモークサーモンは下味をつけて、塩抜きをして乾燥、スモークして1~2日後にはおいしくいただけます。自分で好みの味に調整するので売られているものより満足度は高いです。(上手く出来ればの話で失敗する事もよくあります)

   

スモーカーは自作です。冷たい煙を作るため熱源を離し右下の小さい箱からスモーカーに煙を送っています。5年位使ってますがまだまだ調子良いです。冷燻製用のスモーカーってあまり売ってるのを見たことないですね。



桜のチップは薪ストーブ用に切った木を
チェーンソーで木くずを作って使っています
いくつか試したけど、やっぱり桜のスモークが一番いいみたいです、というか桜の木しかストックが無いんですけどね。


スモークする時に洗濯物が干されていると風向きにより、しっかりと匂いが付いてしまうので、家族に怒られないように注意してスモークはしなければいけません。服に匂いがつくと着ていてかなり気持ち悪くなります。


お酒好きにはとても良いおつまみになるんですよね、煙で燻すだけで。不思議です。



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2021年1月20日水曜日

「介護保険制度改正」と山梨の田舎生活

 初めてのブログでどういう風に書こうかなんて考えたまま、時間だけが過ぎてゆくので思いつくままに書くことにします。


介護保険制度は4月に改正が行われますが、社会保障費が前年比1兆7500億円も増えたことや、現在のコロナ禍の経済的な影響を受けて微妙な内容になってきたようです。

若干のプラス改定となるようですが、事業によっては加算が取れずマイナスになる部門もありそうで、大きなマイナス改定とならなかっただけマシと思うべきかもしれません。

当社も介護保険で支援、介護、看護、通所、福祉用具の5つの部門があるので、全体でどうなるかまだ分かりません。



ー山梨の田舎生活ー

北杜市は今朝も寒かった。大体この時期マイナス4度~8度くらいで、今朝はマイナス6度。

いつものように窓が凍って開きません。(ちなみに私は山梨県から通勤しています)


今後は私の自宅周辺の自然や生活と、福祉サービス事業全般について思うこと、織り交ぜながらブログの内容としていきたいと思います。

数日前に降った雪が残った甲斐駒ヶ岳
~朝のランニングコース~


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