2021年3月2日火曜日

「介護支援専門員/相談支援専門員」と神頼み

 介護支援専門員は介護保険、相談支援専門員は総合支援法

なんだか似てるネーミングで介護相談支援員だっけ?とか間違えそうです。

私は介護支援専門員として20年になりますが、障がい者への介護サービスも、介護保険がスタートする以前から事業として行っています。そしてようやく総合支援法に相談支援専門員の資格ができたので、当社も事業として行うかどうかも含めて、まず私が資格を取ることにしました。


かつては障がい者ケアは措置としてサービスがあり、私の事業所も入札という形で市役所から仕事を受け、市からの委託でサービスを提供していました。


そして支援費制度障がい者自立支援法などが施行されましたが、介護保険のようにサービスを調整するケアマネは不在で、当社では介護サービス担当者がケアマネのような役割を担っていました。


ただし専門的にケアプランを作成する訳ではない為、単に給付単位を管理する役割で、それ自体もスムースにはいっていなかったと思います。当時から何故障がいにはケアマネのような存在ができないのかと思っていましたが、ようやくここで相談支援専門員ができたという感じでした。


私も資格取得のための研修を受けてみて、いろいろ違いがあり勉強になりました。介護保険のケアマネとはまだまだ大きな開きがあるのではと思っていましたが、研修内容の中身はとても濃いものでした。


高齢者と障がい者のケアプランの大きく違うところは、障がい者のケアプランは特に本人の出来る事や残存機能を、いかにより引き出して実生活に生かしていくかが大きなポイントになっているところです。


また、私の下の娘が知的障がい者ということもあり、親の立場からも障がい者のケアについては理解しているつもりなのですが、以前のゆるい感じの障がい制度からしっかりした制度へいつの間にか変わってきているように感じられました。


これまで私の娘には、相談支援専門員の数が足りず担当がついてなかったので、妻が(妻もケアマネの資格を持っています)自ら相談支援専門員の役割をしていた為、今の相談支援専門員の良さを親の目線ではあまり感じられなかったのです。


今、確実に介護保険のケアマネージャーとの差が無くなってきています。


ただ、研修時に知り合った相談支援専門員の方々に現状を聞くと、一人で100ケース以上担当することは珍しくないとのことでした。つまり単価が安くそのぐらい担当しないと採算がとれないそうです(私は事業を行うのを断念しました)。


これはきびしい。


私も介護保険制度の初期には80ケース以上担当していた時期があり、業務が多すぎて一人一人に時間をかけられずに、いつも仕事に追われている状態になっていたのを思い出します(当時の私の担当した方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです)。


今の私の娘の相談支援専門員はとても親身に相談に乗ってくれるくれる方で、大変助かっています。知識も豊富で勉強されてきている感じを受けました。そういう方が今後も相談支援専門員として活躍してもらうためには、適正な報酬と仕事量に早く制度が行きついてほしいと思います。


また、いずれ介護保険と障がい制度は一緒になるなんて話が以前からありますが、私は両方の資格を持ち、長年介護、看護サービス業を経営し、障がいの子を持つ親という立場から思うことは、


制度の形がどう変化するのであれ、どうか縦割り行政をやめて無駄をなくして、人の助けがなければ生きてゆけない人達へのサービスが、縮小していかない様にしていただきたい、そう強く願っています。


役所の中には同じようなことをしている部署があり、それぞれで動くため、不必要にかぶっている仕事が多々あるようです。他にも無駄なな税金の使われ方が、今回のコロナ禍でだいぶ表に出てきているように感じます。


障がい者は年金が縮小されれば生活が成り立たず、事業所も報酬が少なくなれば、グループホームなどは立ち行かなくなり消えていくでしょうし、不衛生や放置、虐待の問題も心配です。


高齢者介護(介護保険)にもたくさんの課題がありますが、順番としては子供が親を最後まで看取る事が可能です。しかし、障がい者の場合は親が主介護者の場合が多いので、ほとんどは無理なのです。



私は、自分の娘より順番では先に死んでしまうためとても心配です。1時間でもいいから娘より後にと思っているので、健康にはとても気を使っているのです。


毎日青汁を飲んで100歳まではがんばりますよ!




ー週に2回の神頼みー


近所に天神社という古い神社があって、週に2回は神様にお願いしています。




私には特に宗教もなく、信心深いわけでもないので子供の時にお腹がいたいとき以外、あまり神頼みはしたことがないですが、今ののコロナ禍に限っては神社の神様に嫌われるのではないかというくらい「早く終息してください」とお願いしています。


世界にはいろいろな宗教ががあり、いろいろな神様がいるようですが「日本の八百万の神」という考えはなんだかほっこりさせますね。

この大木にも、山にも、川にも神様がいるなんて実際に田舎にいると、本当にそう思ってもおかしくない気持ちにさせられます。

柳沢天満宮の大スギ(天然記念物)


今の冬の時期は月あかりが綺麗で、夜なのにはっきりと影ができるほど強く周囲を照らします。外灯がないため夜は真っ暗なので、逆に月あかりがあると木や草を白く光らせるのです。

幻想的な雰囲気になり、ちょっとお酒なんか飲みたくなっちゃいますよ。そして星が驚くくらいたくさん見えて近いです。本当にプラネタリウムのようになりますよ。


神様っているかもしれないなって思えるひと時です。


多分世界中で神様にコロナ終息をお願いしていると思うので、きっともうすぐ終わりになるのではないでしょうか。そう信じたいです。




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